『ゲーデルの世界』
ゲーデルの伝記的な部分は他の本でも読んだので飛ばして、比較的論理的な部分についてしっかり説明しているところを読みました。
予備知識は結構あったのでそれが整理できてよかったです。ゲーデルの仕事よりもむしろ一番画期的だったのはチューリングのした仕事だったんではないかなーとも思うんですが、私のこの煮えきらなさはチャーチ-チューリングの定理に原因がありそうで、それが定理である(=証明されていない)からというレベルではなくて、本当に我々が普通に計算するときのような難しいアルゴリズムがUTM上で実行可能なのかということですね。
デジタルは0か1かの単純な世界。しかしながら我々の理性はその世界にすら追いつけない。
『ゲーデルの世界―その生涯と論理』John L. Casti, Werner Depauli, 増田珠子(訳) 青土社,2002