『モーセと一神教』
日記でも書いていたが、やはりフロイトという男、天才であると思う。
コナン・ドイルと同時代の知的パラダイムの影響下にあるということが講義でも述べられたのだが、本当に推理小説を読んでいるかのようにスリリングである。聖書などのわずかな手掛かりから、モーセという男の正体と、現代にも大きな影響を与えている一神教の概念の起源を探る。私は鳥肌が立った。
偉そうなことを言っているが、レポートの〆切の都合上、TU部しか読んでおらず、V部はほったらかしてしまった。逆に、それでも十分に楽しめるので、お暇なら図書館でひとつ探してみるのは如何だろうか。
『新訳 モーセと一神教』S.フロイト著, 渡辺哲夫・訳, 1998, ニホンエディタースクール出版部, 東京