最近、「この日本語はおかしいのではないか?」という或る言い回しが私の周りで頻発しており、実際どこがどうおかしいと"説明"することは出来るのですが、「特殊な用法だよ」と言われてしまえばそれまでなのが言語の世界なので、ここはひとつ読者の皆様がどうお思いになるか、うかがってみむとてするなり。
さぁ。まず、これを見てどうお思いでしょうか。「別に」という方もいるかも知れませんね。
何が問題かを示すために次の画像。
神社で堂々と書いてあるので、こちらの感覚がおかしいのではないかと思ってしまいますが敢えて反論します。「許可無く」という連用形は用言に連なりますから、私の感覚では「許可無く..禁ず」ということになり、「禁止するのに誰の許可がいるの?」となるわけです。
あり得る反論としては、連用形が「昇殿」にかかっているという説です。もともとサ変動詞が名詞化したものだから、これでよいのではないかというものです。私の日本語感覚ではこれは許されないのですが、これを認める感覚の人もいるのかも知れません。そういう人が名乗り出てくれたら、私は納得します。
もう一つの可能性としては、「禁ず」という効果を受ける人間に対して有無を言わせないで、という意味での「許可無く」、ということです。
上の場合、但し書きで書いてあるということは、前件の「私物を置く」という事実が発生したときには、予告等無く、無条件で電気を止められる、という可能性も考えられます。
ここまで書くとどうでも良くなりますが、しかし言語というものは面白いと思いませんか。思いませんか。
念を押しますが、僕はこれらの看板を「弾劾しよう!」というような意図は持っていませんからね。ただ面白がってるだけですからね。だからこそINAXさんの名前も丸出しなわけですから。